はじめに

リトルリーグは健全な肉体と強い精神力を培うばかりでなく、
チームメイトと共にプレーすることによって、
友情やチームワークの素晴らしさを学べるところであります。
このような少年・少女期の経験は、日々成長を続ける子供達の人間形成にとって必要不可欠な何事にも変えられない貴重なものです。

しかしそれは、一日中、ただ勉強机に向かっていたり、部屋での一人遊びからは得られないものだと思います。

お子様の野球知識やこれまでのプレー経験の有無を、心配なさらないでください。

わが宮城野ブッシャーズのモットーである「元気一杯,力一杯,精一杯」のリトルリーグ野球経験が、お子様の人間としての成長に僅かばかりでも寄与することができれば、監督・コーチ一同にとりましてこれに過ぐる幸いはございません。

宮城野ブッシャーズ総監督   菊田 善信
 
 

Q&A集

 

ここから先は、

Q&A方式でチームについて紹介致します。
入団を検討する時の、ご参考になさって下さい。
なお、下記のQ&Aでも分からない点があれば、
遠慮なくメールまたはお電話にてお問い合わせください。

★お問い合わせ先 入団窓口担当
  電話:事務局 080−5551−8579(浅野) まで
  


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Q.1 練習・見学について
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A)いつでもグラウンドにお越し下さい。
 現在は旧消防グラウンドで練習しております。
 見学の際は、事前に入団窓口担当の

 

 事務局(080-5551-8579までご連絡を下さい。

 

練習グランドまで送迎することも可能ですし、
「こっそり練習や試合を見てみたいんだけど…」
という方にも対応します。
メールや電話でお気軽にお問い合わせ下さい。

《体験練習へのお誘い》
 グラウンドでは、体験練習も行っています。
コーチとキャッチボールをしたり、ボールを打ったり出来ます。

実際にグラウンドに立って、チームの雰囲気を味わって頂けたらと思います。
 また、時間がある時にはぜひ大会や試合を観戦に来て下さい。
選手全員がチームユニホームに身を包み「元気一杯・力一杯・精一杯」
に頑張る選手の姿をご覧頂けると思います。


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Q.2 入団にあたり準備するもの、毎月の費用負担
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  1 会費と
  2 入団にあたり準備するものの
    2つに分けてご説明致します

1 会費について
 入会費はありません。毎月の会費として、
 

◆小学3年生の夏まで(ジュニア)は1ヶ月 2,500円、
◆3年生秋以降(マイナー以上)は4,500円を集めております。
なお、兄弟姉妹で入団する場合は、2人目から半額となります。


 ※ブッシャー号維持費用として500円を追加で集めております。

2 入団にあたり準備するもの
 一番ご心配されるのが「硬式野球の道具は高価ではないか?」という点でしょう。
しかし、実際には全員が軟式用グローブ練習を始めていて、
ほとんどの選手がそのまま何年間もそれを使い続けています。

 宮城野ブッシャーズは、チーム全体として
「お金をなるべくかけない工夫」を心がけているチームです。
準備する物と言えば、練習着類とスパイクですが、最初、練習着やスパイクは
チームのおさがりを使用する事も出来ます。徐々に揃えていくことで構いません。
むしろ、あまり高価な道具を最初から買い揃えることは、チームの指導方針にも反します。
小さい子が、今はもう中学生高校生にもなっている先輩の名前が入った

お古の練習着を着る、これはブッシャーズでは普通の光景です。


そのほか、公式戦用のユニホームはチームで揃えていますし、

チームジャンパーもチームで保有しています。

あとは、体の成長や消耗に合わせて買い替える程度の費用とお考えください。

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Q.3 練習の場所と内容 
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 練習場所については、毎月のスケジュールで確認出来ます。

基本的には、毎週土・日曜日と祝日が練習日となっていて、
平日の練習は行っていません。
練習時間は、午前9時頃から夕方までですが、
 

ジュニア(小学3年生夏まで)の子どもたちは午前中だけで午後は自主参加です。

なお、豪雨や豪雪の時には練習を中止する事がありますし

年末年始は、シーズンオフとして、練習を休みとしています。

☆練習内容
 練習内容は、監督・コーチの指導の下、体力作りから、野球の技術、
そして何より強い気持ちで真剣に取り組む姿勢を、厳しく丁寧に指導しています。

一度、練習を見学にお越し頂ければ分かると思いますが、ピッチングマシーン数台と
コーチがバッティングピッチャーを務めてのバッテング練習は壮観です。
また、上の代から伝授されたネット張りやポール立ての技術で、
手際よく狭い場所や雨天時であっても練習できる環境を作っていきます。
指導者陣の高い野球経歴、指導実績に基づいた練習メニューと合わせ、
練習内容の充実ぶりには、自信を持っています。

 

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Q.4 近年の大会成績
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4~6月に行われる選手権・選抜大会など、県協会が主催する大きな大会を
「公式戦」と呼び、その他の各チーム・リーグなどが開催する様々な

「ローカル大会」と区別しています。

 宮城野リーグは、2006年に全日本選手権、
2008年に全国選抜大会に出場しました。
2010年と2012~2015年の選手権大会では
宮城県代表として4年連続で東北大会まで進み、

2021年には全日本選手権と東日本選手権のW出場を果たしました。

中でも特に2013年には全日本選手権大会準優勝という成績を残しました。


 ブッシャーズは原則として生え抜きの選手を鍛え上げて選手権に臨む、
というチーム作りをしてきていますが、近年は他のスポ少などを経験した
お子さんが入団するケースも珍しくありません。
年によって成績には大きな波がありますが、近年の成績から言えば宮城県内では
「ベスト4以上の常連チーム」と言えると思います。
もちろん、目指すところは毎年の全国大会出場です。

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Q.5 宮城野ブッシャーズの指導方針
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 ここでは、菊田総監督の言葉を参考に説明したいと思います。
「最後に結果を出すのは、強い気持ちを持った選手」

 ⇒この言葉は監督が常々口にされます。
ブッシャーズの選手は他チームより人数が多いわけでもなく、
体も小さい選手ばかり。
それでも、自分たちより体が大きくて野球が上手なチームを相手にも、
負けずに食らいついていく。
これがブッシャーズ野球の醍醐味です。
常日頃から「強い気持ち」を前面に出す鍛練の成果は、
野球を超えて生きる力にもつながっていきます。

「親子で一緒に野球を楽しんで欲しい。

結果ではなく中身で、よく頑張ったねとほめてやる。

子どもの一生懸命やっている姿、そこには感動があるはず。」


⇒これは、リトルを通じてたくましくなっていく子どもの姿を、
一緒になって楽しんで欲しいという、保護者へのメッセージです。
中1の夏に迎える卒団式で子どもたちが見せてくれる晴れやかな笑顔と涙を
どうか一人でも多くの保護者の方に一緒に味わって頂きたいと思います。
 
 「この子らを、どこで負けさせてやろうかなぁ」

 ⇒チームの調子が良くて連勝が続いていた時に
ニヤリと笑いながら言われた言葉です。
この時感じたのが、宮城野ブッシャーズがいわゆる「勝利至上主義」の
チームとは違うということ。

 

「勝つ喜びも負ける悔しさも、全て子供たちの成長につながる」

という、一段高い視点で指導して頂いているのだと感じました。
勝利にこだわりながらも勝利が

最終目標なのではなく、野球を通じて子供たちを人間的に成長させていくこと、
それがチームの根底に流れる方針だと、指導者の言葉から感じています。

 このような指導の下、子供たちは勝利をめざして厳しい練習に取り組み、
勝っても負けても泣きながら成長していきます。そんな子供たちと監督コーチ陣、
保護者の三者(三位)が一体となって野球に取り組んでいるのが、

宮城野ブッシャーズです。
 

 


《エピソードの紹介》
 ここで、数あるエピソードの中から忘れられないものをご紹介します。
ある年の県外遠征、ブッシャーズは最終回まで11-2と大量リードしていました。
ところが、最終回に登板した4番手ピッチャーがストライクが入らず、
ランナーをためては打たれ、1イニングに13点も取られて逆転されてしまいました。
菊田監督は声をかけマウンドに激励に行くものの、替える気配はなし。
試合はそのまま敗れてしまいました。
 その年のチームは好調で、1年間を通じて練習試合で負けたのは後にも先にも

たったその1試合だけ。
そんなチームですから、この4番手ピッチャーが試合で使われることは

普通はもうないでしょう。しかし、そのすぐ翌週の大会で菊田監督は、
その選手を1回戦の先発ピッチャーに指名したのです。
その選手は普段とても陽気なムードメーカーなのですが、マウンド上では顔がこわばり、
唇も白く、心なしか震えていました。その子の親は祈るような思いで見つめていました。
そして、2イニングをフラフラしながらもバックに支えられて乗り切ったところで

菊田監督が「ピッチャー交替!」と叫びます。
 親が「もうピッチャーとしては終わりだと思ったのに、どうして…」と後で質問すると
「だってみんなケガしててピッチャーいないんだもん。」とニヤニヤ笑ってうそぶきます。
聞いたところでは、菊田監督は13点取られた試合のあと
「○○には勉強させてもらった」と、
その選手の名を挙げてしみじみと語っていたそうです。
 厳しい試練も与えながら、その後でチャンスも与える。
そのとき監督は泰然としながら内心では親以上に

「打ってくれ!!やってくれ!!」と祈り、
それがかなえば笑みを隠してまた厳しい言葉をかけ、失敗すれば責任を一身に背負って
十分なケアを考える。


 監督は、こういう指導をするのです。
自分のためではなく、どこまでも子どもを信じて指導しチャンスを与える。
そこには結果がどうであれ、感動があります。親は自分の子が打った打たない、

活躍した失敗したと一喜一憂してしまいがちですが、
もっと高いところに視点を置いて子どもを(親も)導いてくれます。
 そういう指導を受けた子ども達は、
卒団後、OB戦や納会など事あるごとにグラウンドに集まって監督に近況を報告したり、
時に相談したりと、故郷のようにチームを慕い続けます。
 そして親たちは、そういう指導陣を信頼し、チームのために出来ることを
懸命にしようとする、こうやってブッシャーズの三位一体の雰囲気が、
出来上がっていきます。

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Q.6 保護者の協力と支援について
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 当チームには、当番制のようなものはありません。
練習日に仕事や家庭の事情で来られない方も当然いらっしゃいます。
ごくまれに「今週は、父母が少ないのでグランドにきて~」という事もありますが、
お互いに協力しながら子どもたちを支えています。
根底には指導者・選手・保護者の三位一体がチームの強さにつながるという
共通認識があります。
父は練習場の設営と練習の補助

母は飲み物準備や体調が悪くなった子供の看護などが担当です。

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Q.7 軟式野球との違い
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 リトルは硬球を使用しており、硬球は、ぶつかれば軟式ボールより痛いし、
ケガをする危険も軟式よりはあります。
しかしその分、子供たちはとてもボールに集中しています。
例えば、練習中によそ見をするなど集中を欠いてケガをした
ということは宮城野ブッシャーズではありません。
 この「ケガ」については、チームとして最も神経を使う部分です。
練習中は監督、コーチ、保護者から頻繁に声が飛びますが、
これは単に気合を入れるだけではなく、集中力が切れそうになる子供達に対しての
注意喚起の意味もあります。
 
 逆説的なのですが、逆にこの集中力こそがリトルリーグのレベルを
押し上げていると言えます。硬式を経験してきた選手たちは、
軟式野球とは比べものにならない集中力があるという話は
様々な場面で聞いたことがあります。
 
「野球の楽しさを知る」
「子供のうちは野球を楽しく」とお考えの方もいらっしゃると思います。
 一つご紹介したいのが、宮城野ブッシャーズの子供達は、
卒団後ほとんど全員が中学校の野球部やリトルシニアチームで
野球を続けているということです。
また、高校でも多くの卒団生が野球を続けています。
 これは、宮城野ブッシャーズで本当の野球の楽しさを知ったからこそだと思います。
ことあるごとに卒団生がチームに顔を出してくれて、
はにかみながら後輩選手や監督に挨拶をしている光景を見ると、
宮城野ブッシャーズでの経験が卒団生の心の支えとなっているのだな
と感じることがよくあります。
 余談ですが、高校野球の中継で時折解説者を務める菊田総監督が
かつてのブッシャーズの卒団生のプレーを解説することも珍しくありません
そしてそういう試合で、卒団生は得てしてタイムリーを打つなど活躍し、
監督の目の前で成長した姿を見せてくれます。

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Q.8 硬式野球は肩を壊す???
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 小学生から硬式球を投げると肩を壊す、という意見がありますが、
そもそも、アメリカには軟式球はなく、子どもの頃から硬式球を使っています。
 たしかに硬式球は軟式球より17g程重いですが、ソフトボールよりも18g程軽いです。
一番軽いはずの軟式の選手でも肩・肘を壊してしまう選手が見られるというのは、
要は球の重さではなく「投げ過ぎ」「誤ったフォーム」「ケアの怠り」
こそが故障の主な原因なものと言えます。「投球数を守り、正しいフォームで投げ
正しいケアを行う」ことで、軟式でも硬式でも故障を防げる、ということです。
この他、ストレッチやインナーマッスルなども重要です。
 後述しますが、リトルリーグでは、ケガを防止するためにピッチャーの投球数について
細かい規定があり、それが大会を勝ち進む上で
とても大きな意味を持つ要素ともなっています。
ピッチングフォームについては、
ブッシャーズでは社会人野球で投手として活躍した指導者が、
専門的にピッチャーを育ててくれます。
これまで肩肘を壊して卒団後に野球を続けることを断念した選手は、いません。
 

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Q.9 「宮城野リーグ」と「宮城野ブッシャーズ」の違い
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 試合結果のページをよく見ると、3月~8月は「宮城野リーグ」として、
9月以降は「宮城野ブッシャーズ」として戦っているのが分かると思います
これはいわゆる「リーグ」と「チーム」の違いになります。
リトルリーグは、その名の通り「○○リーグ」として、連盟に登録します。
 全国大会につながる選手権大会や選抜大会にはそのリーグとして出場します。
宮城県には、現在12のリーグがあるのですが、各リーグはいくつかのチームで構成しているところと、単独チーム(チーム=リーグ)でリーグを作っているところがあります。

  →詳しくは宮城県リトルリーグ野球協会のHPをご覧下さい。
 
 宮城野リーグは2017年から宮城野ブッシャーズ単独で運営することとなります。
今後ともますますの応援をよろしくお願いします!

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Q.10 リトルリーグ独特のルールについて
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 リトルリーグには特有のルールがいくつもあります。例を挙げると
1.ピッチャーの投球制限がある
 前述しましたが、リトルリーグではケガの防止のためにピッチャーの投球数に制限があり、連投の禁止についても、細かく厳しいルールがあります。
例えば、上級生(オールスター)では1試合85球以上投げたらそこで交替し、
次の試合には投げられない、などです。

2.離塁の制限
 いわゆる、「リードの禁止」です。ピッチャーの投げたボールがホームベースに
 到達しなければ、離塁(スタート)は出来ないこととなっています。
 そのため、牽制球はなく、ランナーがいてもピッチャーはワインドアップで大きく振りかぶって投げています。ヒットエンドランもありません。

3.ヘッドスライディングの禁止
 思わず選手が塁上でヘッドスライディングするシーン、絶対出塁・進塁したい気持ちがルールを忘れさせ、そうさせるのでしょう。”ナイスファイト”ではあるのですが、ルール上、ランナーはアウトとなります。

4.イニング数のの制限
 オールスター(上級生)の試合は6イニング、マイナー(下級生)の試合は5イニングで行われます。また、ローカル大会では、時間制限がある場合が多いです。

…など、いろいろなルールがあります。
Webで「リトルリーグ ルール」で検索すると最新のものが確認できます。

《その他》
 初めてご覧になると驚く方が多いのですが、
 使っている硬式ボールは、大きさ重さとも高校野球やプロ野球と変わりありません。

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Q.11 女子選手の入団について
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 女子選手も入団出来ます。宮城野ブッシャーズにもかつては数名の女子選手が在籍していたことがありますし、男子選手と同じ練習メニューをこなして、普通に試合にも出場します。
県内の他チームでも女子選手が普通にレギュラーとして出場しているチームは
珍しくありません。

 2017年に創立40年目を迎えたブッシャーズには、
卒団生が大勢いますが、皆、卒団後もチームに愛着を持って下さっているようです。
 宮城野ブッシャーズへのご入団を心よりお待ちしております!